ビリヤードのご親戚〜ィ

 ちょっと古い話なんで恐縮ですけど、このあいだ大阪に行った時、トレードセンターという所で高齢者向けスポーツ展示の中のひとつバンパー・プール台を見てきました。
これね。

ビリヤードの亜流と侮るなかれ。日本にはちゃんとバンパー・プール協会があり、高齢者でも参加できるニュースポーツとして広く活動しておられる。ルールはこちらね
私、以前バンパーは「突起物のあるキャロム」と書いたけど、穴に落とすポケット型が主流でした。間違いでした。ゴメンナサイ。
台の大きさは大体ビリヤード台の四分の一ぐらい。ちこっと玉突かせてもらったんですけど、ラシャはかなり重く玉は走らないですけれど、

↑このキノコみたいな突起物が曲者。やたら跳ね返るですよ。それもとんでもない方向へ、もうすっごい勢いで!
こんな中に玉撃ちこんだら何処に行くやらポケットのプロでも計算できませんぜ。きっと。
バンパー・プールは各地方自治体が高齢者を対象によく試合をやっているようですが、私なんぞ相当練習せなんだら予選通過できんわ。難しいもんホント。
で、バンパー厭きたんで(本当は上手く出来ないので)他のニュースポーツを見ていたらこんなのがありました。
ミニヤード!これよこれ

ちょっとカロムに似ているかな。突くのは玉じゃなく円盤状の駒。
台はねぇ回転するんですよ、中華料理店のテーブルみたいに。だから体の移動がままならぬ方でも座ったままで好きな角度から突けるんですよ。よく考えてあるなぁ。驚いたことにキューはスプリング仕掛け。正直使いにくかったけど。
もうこの辺りまでくるとビリヤードとはいえないけど、ビリヤードの新しい可能性が感じられてチョット楽しいよね。

ミニヤードの紹介。漫画もあるでよ。
一応ルール。

全日本選手権やで

23日アルカイックホールで全日本選手権見てきました。
私東京に住んでいるもんで選手権は初めてだったけど、会場はきれいだし、見やすいし、
なんてったってトーナメント表が大きくてわかり易いのがいいね。

さてこの日の目玉は予選勝者側決勝。
席の都合で高橋邦彦選手VSコーリー・デュエル選手を主に観戦することなりました。
ちなみに隣りの台ではストリックランド、向こうの台ではレイズ・・・さすが予選も最終になるとビックネームばかりだわ。
で、試合なんですけどご両人ともブレイクがタイトラックブレイクなんだな。
ボーラードのブレイクみたいに力を押さえて台の半分ぐらいしか玉が散らなくて。
ちなみに隣りの台のストちゃんはパワーブレイク!
高橋・コーリー両選手ともスッパンスッパン玉を入れるんだけれど、なにか静かな戦いというか、・・・
ちなみに隣りの台のストちゃんは身振り手振りを交えながら、なんやら喋りながらプレー!
試合は先行した高橋選手が逃げ切って決勝リーク進出を決めました。
セィフティーなどの駆け引きやジャンプショットなど魅せるプレイを多かったけど、
ブレイクの迫力が伝わらないと視聴者には凄さが判りにくいのでは。
ちなみに隣りの台のストちゃんはワンサイドで勝ち。
意気揚揚と引き上げていく笑顔のストちゃん。

あんた判りやす過ぎやで!!
ともあれタイトラックについては今後も課題多しと言うところでしょうか。

上が高橋選手のブレイク後の配置。
1個落ちて1番がサイドポケットのあたりに。
写真右の後頭部はコーリー。


これがコーリー選手のブレイク後の配置。
1個落ちて1番がサイドポケットのあたりに。
さすが両選手ともタイトラック対策済み。でもつまんない。

TOKYO-9BALLでした

12.13.14日とTOKYO-9BALL行って来ましたよ。
いやぁ平日なもんで仕事終わってからなのでキツイですわ。
来年は土日にしてくださいよ、JBCさん。池袋だったら行くから。
あともうちと椅子席 段差が欲しいよう。全体が見れないんだよう。
(あとでJBCのプロと話したら立っている人にも見やすい様にとの事です。なるほど)

これだけの選手が集まると流石に凄いわ。
会場に行くともう目の配り、身のこなし只者じゃねえな、って人ばかり。
いずれ戦う事もあるであろう強者達よ。覚えておいてほしい。
この伝説のハスラー撞球王の名を。覚えられなかったらメモしてね。
あっ、ついでにサインちょうだい。

で話戻って、優勝はレイズだったけれどあたしゃマイク・マッセイがよかったなぁ。
笑顔絶やさずお客さんを楽しませる、ホンマもんのプロやで。
惚れたぜ、マッセイ!あんた私の心の師だわ。
てなわけで13日はそのマッセイの試合を見てました。負けちゃったけれど。
この試合、ブレイクで結構9番がコーナーに向っていたのが多かったですね。
エースも何回か出てたし。サルドタイトラックもいいけど問題点も多そう。
交互ブレイクはどうかなぁ。試合はもつれるけどなんか醍醐味が減るような気が・・・
色々な意味で勉強になった3日間でした。


見よ!我が心の師(勝手に決定)の勇姿
ちなみに8が師匠。負けてます。

台湾だわさ

「な〜るほど・ザ・台湾」という雑誌があるんですよ。
台湾に旅行中の観光客や台湾在住の日本人駐在員の方向けに日本語で書かれたタウン誌で、台湾のホテルなどによく置いてあります。
そういう雑誌なので日本の書店ではほとんど置いてないのですが、銀座の東芝ビルの旭屋書店などのごく一部の書店や1年か半年の定期購読なら手に入ります。
台湾・韓国フリークの私も一時期定期購読してました。結構高いのでやめちゃったけど。へへへ・・・
話戻って、本の内容は、台湾のちょっとした紹介、飲食店の紹介、時事問題、連載物では「今月の美人」という台湾の女性タレントのインタビューなど。
で、今度の11月号の「今月の美人」はジェニファー・チェン(陳純甄)!(バックナンバー2001年11月176号)
ついで「な〜るほど・ザ・台湾」のサイト
日本では「な〜るほど・ザ・台湾」が手に入るのは11月12日以降みたい。

もう一丁台湾ネタ!
私ね、台湾に行った時ビリヤードの本を買ってきたんですけど、これ日本で発売されている本の台湾版なわけですよ。
内容、レイアウトともに全く同じ。
台湾まで行ってこんな物買ってくるのもお間抜けですが、比べて見ると中国語のビリヤード用語がわかってこれはこれでオモロイでっせ。

で、チョコっと台湾本から紹介。
日本語 中国語 一言
ナインボール・ゲーム 九球比賽 んでエイトボール・ゲームが八球比賽ね。
14-1ラック・ゲーム 14-1密集比賽 密集!イメージそのまんま!
スヌーカー・ゲーム 簡易比賽 簡易じゃなく難しいがな。
フォロー・ショット 上旋球 でもってドロー・ショットが抽球
バンク・ショット 反射撃球 正しくはなんですけど字が無くって。
「魁!!男塾」に出てくる奥義かい!(参考 民明書房)
ジャンプ・ショット 跳躍撃球 ジャンプして撃!因みにマッセは立桿撃球。
共によく解る。
タップ 皮頭 わたしゃ育毛剤思い出しましたよ。
スクラッチ 洗袋 あたしゃ洗濯機の中の糸屑取るネットを思い出したよ。
ひらりんのホームページにひらりんの本「Let`s Play ビリヤード」が台湾でも発売されたって載ってたけど、ちょっと見てみた〜い。

隊長!極薄チョークを発見しました!

チビたチョークを無駄なく使うため、小さいチョークを合せてひとつのチョークとして使うビリヤード店ってありますよね。(プールバー形式の店にはないだろうけど)
セコイといえばセコイのだけれど物を無駄なく使っているともいえます。
で、私のたまに行く某ビリヤード店なんだけど、その店ではチビたチョークの下にチョークと同じ大きさの木材を土台に当てて使ってます。
こんな風に↓

やっぱりそういったチョークも使っているうちどんどん減っていきますな。
そうするとバイトの子が削って形を整えていくわけ。
とーぜんチョークも薄くなっていき こんな↓形になっていきます。

いやもうこんだけチョークが薄くなってもまだ使うとは!
節約の精神、これに極り!戦争中でもここまで使わんかったろう。
どーでもいいけどこのチョーク水に浮かぶよ、きっと。
だがこの店にはそれ以上のチョークが存在している!!
(当然お客さんは無意識のうちにそれを使っているという現実を忘れないでね!)

超極薄!
もうこうなると木材にチョークが僅かに貼りついている状態。
上から撮った写真を見てもらうと解るけれども、もう一部下の木材が露出しているし。
これはチョークか?はたしてチョークといえるのか?ともあれこれぞ至高の職人芸!
ここまで薄いチョークを作ったバイトさんに敬意を表して 日本一薄いチョークと(勝手に)認定いたします。

14-1ハンディ150対1

ウィリアム・H・ハラハン作「亡命詩人、雨に消ゆ」(村上博基 訳 ハヤカワ文庫)というスパイ小説の中でビリヤード14-1の勝負が出てくるですけれど、そこに登場するハスラー(スリック・ウィリー・ウォーカーって人)と水兵さん(犠牲者)のハンディがとてつもなくスゴイの。なんてったって 150対1よ!!それでスリック・ウィリー・ウォーカーは勝っちゃう!まぁサギみたいなもんなんだけど。今回はそのスリックの仕事というか手口を・・・

水兵さんは特定のコーナーポケットに1番ボールを落したら勝ち。
スリックは150個コールショットで落さねばならない。
なんかこれなら勝てそうな気しますわ。このワシでも。
水兵さんの14-1の実力はツー・ラック取りきり(30個)はたまにやるし、最高はスリー・ラック(45個)というからかなりの上級者。スリックはハンディの条件として、1番ボールは真中に配置でブレイクはスリック。で、これが罠だったのよ。

そのスリックのお仕事の内容ですけど、
1.スリックのブレイクは、散らさないように軽め。
2.バカな水兵さん、1番ボールがラックの真中にあるもんだから、手玉をかたまりの中に打ちこみ玉を崩す。
3.待ってましたとスリック、玉を落し始める。
4.5番ボールを落しつつ、例の1番ボールを動かしヘッドレールのクッションにぴったりくっつける。
 もちろん1番と指定したコーナーポケットの間には数個の玉が・・・ひでぶっ!

5.このあと怒涛のごとく玉を落とすスリック。たまに水兵さんに番がまわってきても必ずアンドセーフで
 直接当てられないし、嗚呼・・・
6.1番ボールを残して14個落とすとまたラックをあまり崩さず手玉をラックの裏に隠すし・・・(涙)
7.またまた怒涛のごとく玉を落とすスリック。これの繰り返し。
8.150個落として、スリックお仕事完了!
あわれ水兵さん。たった1個の玉が落とせず100ドル取られる羽目に・・・


ラシャが緑色の理由(ワケ)

ゴホゴホ みどりさんや お茶を入れてくれんかのぅ。
それから風月堂の草餅 まだあったはずじゃ。出してくれんかの?
うん?わしがさっき食った?そ・そうだったかのぅ?
い・いや、ボケてはおらんよ。なに、ちょっと物忘れしただけじゃ。

ところでみどりさんや、ビリヤードのラシャはなぜ緑色なのか知っておるかの?
フランスに色彩を研究しているえらい先生がおっての。
ミシェル・パストゥロー先生というんじゃが、この先生の本がチト面白くてな。
緑色は、西洋においては少なくとも十二世紀から賭け事 の色らしいのじゃ。
元々緑は「運命」を象徴する色で、幸福と不幸を同じに表していた そうじゃ
このことから偶然が作用する状況や儀式と緑色のつながり が出来てきて 
トランプやタイズ、ビリヤード、ルーレットなどの賭け事をするテーブルは
時代を経るにつれて、ますます緑色のラシャの上で行われるようになった
 そうじゃ。賭け事以外にも
遊びに関する儀式、社会通念に違反するような儀式のすべてがこの色と関係があった らしいのじゃ。
先生はその他にも卓球台、競技場の芝生など
競争をする者の運命はいたる所で緑色と結びついている と書いておるの。
またフランス語で<緑色の言語>というとギャンブラーの使う隠語を意味し、
<緑色の夜>はセックスや賭け事に溺れる夜を意味していたそうじゃ。勝負事には緑色というわけじゃな。
うん?私の勝負下着も緑色だった? こ・これ!年寄りをからかうもんではない!モゴモゴ・・・・
す・すまん 入れ歯が飛んでしもうた。
ちなみにこの本は「ヨーロッパの色彩」じゃ。 著者はミシェル・パストゥロー先生 
石井直志・野崎三郎共訳 出版社はパピルスじゃ。
大事なことじゃが、これはあくまでもひとつの学説ということじゃ。真実は歴史の彼方にあるでのぅ。
じゃが、日本でも古来紫や朱は高貴な色じゃったし、中国でも赤は福を呼ぶ色らしいしの。
たしかに色は生活や思想に深い関りをもっておるかもしれんのぅ。

ふぅ、みどりさん すまんがお茶をもう一杯。
あと風月堂の草餅 まだあったはずじゃ。出してくれんかの?


玉撞いて天下を取ろう!

わーい、わーい。ずっと欲しかった本が手に入りました。

最近解説 たまつき術 法学士 小和田喜一著 博文館

最近ったて、大正時代の本なんすけどね。
いやー、国会図書館で読んだら欲しくなっちゃって欲しくなっちゃって。
運良くインターネットで見つかったのですぐGET!!
なにが凄いかというとこの本 ビリヤードの入門書なんですけど(かなり詳しく理論的)、途中に21ページにわたって「競技漫言」というのがあって、著者小和田先生が撞球場のマナーに対する苦言や撞球に対する心構えがネチネチと語られていますわ。21ページネチネチと。
「これから撞球を始めようかな」と思ってこの本を買った人、ここ読んだらビリヤード始めること辞めるぜ。きっと。

で、そのネチネチも面白いんだけど、今回紹介するのは「競技漫言」などで撞球の心構えで使われる例え!やたらめったら過去の偉人が出てくるし無茶苦茶オーバーなの。ハッキリいって誇大妄想か?この先生。
※旧字は直してあります。

「矢作の橋の日吉丸は一足飛に太閤様になったのではない、五日の風十日の雨あらゆる辛酸の嘗め始めて勝ち獲たのだ。」
日吉丸は豊臣秀吉の幼名。矢作の橋は秀吉が蜂須賀小六と出会ったというエピソード。地道に練習せい!という例えにいきなり太閤はんかい!
「「勝つことばかり知りて負ける事を知らざれば」と東照宮の遺訓を考えて見れば思半ばに過ぎぬであろう。要は大局において勝たなければ立派な凱旋門を築くことは出来ない。」
「明智光秀が三日で天下を失ったのと家康が二百五十年の歴史の基礎を固めたのとでは、如何にこの人物が違っていたか明らかであろう。」

徳川家康登場!しかしビリヤードの試合で凱旋門築くか?普通。
「然しこう意気地のないようでは、到底天下の大事を望むことは出来ない。」
「天下を奪うも失うもこのところいらの肝の置き所一つである。」
望まん!天下の大事まで!ビリヤードの試合でなんちゅう大げさな!!
それ以外にも
「六波羅の驕奢もたちまちにして西海の藻屑と消えたではないか。」とか「ウヲタ−ルの戦い(ワーテルロ−の戦い)でヨーロッパ全土の覇を失った」とか「兵の傷かざる前に退却するは卑しむべき逃走ではない。」とか、なんだか歴史に詳しいオヤジの説教を聞いているみたい!
で、歴史上の事件と外れるんだけど 極めつけ。
(現在は禁止になっている四つ玉などでコーナーに玉を集めるいわゆる万年玉はルール上許されても)
「いやしくも大和民族の血液の循環している限りは道義上出来るものでない。」
いいですか、皆さん。セコイビリヤードしちゃだめですよ。大和民族なら(笑)。

1775年のビリヤード

ちょっと面白い資料(小説)を購入しました。

「パリの夜」 レチフ・ド・ブルトンヌ作 植田祐次訳 現代思想社

フランス革命の少し前の退廃的なパリの夜を作者の目を通して語るという一夜一作の連作短編集なんですけど、その中で当時の玉突場について書かれている夜があるんですよ。それも四夜連続で。

ルールや器具は当然今と違います。
当時のパリの玉突場、夜の料金は2倍!(灯火がかかるので)
台はコーナーとサイドに穴があり、3個の玉を当てたり落としたりして持ち点をあがった方が勝ち。
持ち点は20点が基本でそれにハンディをつけるみたい。
競技者同士も賭けるけれどもほとんどはいわゆる外馬。
玉突場には支配人と支配人の下にトリポと呼ばれる検査役たちが(いわゆるハンディ師か?)いて彼らがいろいろ仕切っている。

小説は蹄鉄工と地方人のゲームを中心に書かれているんですけど、ちょっと似ているというか共通するものがあるんですよね、現代の玉突きと。(赤字は「パリの夜」から引用)

「玉突場には1日中球を突いてる者たちがいる。」
今の時代もおります。
「玉突きのように巧妙な技巧を要する競技では、上手な撞球家は相手に好都合な突きはすべてそらし、不都合な突きしか相手に許さない」
おぉ〜まさにアンド・セーフ すでにこの時代にはそういったテクニックが確立していたのか。
「ペテン師蹄鉄工は最初に何度かまずい突きをしてしょげ返った。(中略)それはいつものやり方だった」
これぞまさしくハスラーの駆け引き!すでにこの時代には・・以下略。

で、小説では最後に検査役のひとりが蹄鉄工に有利なようにこっそり台を揺らし(当然インチキ)、地方人の金をまきあげて終わりますがみんなお金にうるさい人ばっか。こういった遺伝子は現代まで受け継がれていますな。

時代はこのあとフランス革命(1789)が起きたり、ナポレオンが皇帝(1804)になったり、フランスは激動の時代を迎えるわけだけど、この人達は変らず玉を撞いていたのでしょうね。

注:「パリの夜」は岩波文庫版もありますが、「玉突場」は割愛されて載っていません。
なお現代思想社、岩波文庫とも現在絶版。

彦根カロム

皆さんカロムって知っていますか?知っている人は知ってますよね(当たり前だけど)。
ビリヤードとおはじきをミックスしたような、いわば卓上ビリヤードといった感じのゲームなんですよ。
日本だとなぜか彦根で盛んなのです。
このカロム、ルールも我らがビリヤードのエイトボールに似ているんですわ。
使用する盤はカロム盤といって名称は次のとおり。

外寸/62.0センチ
円の直径/25.0センチ
ポケット/半円19.5センチ

ルール
対戦人数は2人か4人
赤と緑のパック(円盤状の駒)を12個づつセンターサークルの上に交互に並べ、ジャックスポット上にジャック(円盤状の駒)を置き、赤と緑のストライカーと呼ばれる駒を指で弾き、自分のストライカーと同色のパックをポケットに落としていく。
自分の色のパックをすべて落とした後でジャックを落としたら勝ち。
自分のストライカーを落とすと既に落とした自分のパックを盤に戻すペナルティーもある。

似ているでしょう。エイトボールに。
彦根では青年会議所が中心になって普及や大会などの活動やカロムの歴史、海外のカロムなどを研究されています。
詳しくは彦根カロムのホームページで

またこのカロム、色々な国で、色々な名前、色々なルールで行われており、中国では康楽球と呼ばれ、アメリカはキャロムという名前でキューで突いてる!このあたりは特に似ているなぁ我らがビリヤードに。
たしかフイリピンのポケットのプロも子供の頃、このようなゲームをしていたと聞いたことがある。

カロムは12〜13世紀頃エジプトで生まれ、15世紀頃イギリスに伝わったらしい。ビリヤードエジプト発生説はこのあたりが論拠なのか?
う〜ん、ビリヤードの原型がカロムとはちょっと思えないけれども、その長い歴史の中でカロムとビリヤードが互いに接触し、影響しあってきたかもしれませんね。
(参考 カロムロード 杉原正樹 淡海文庫 ・彦根カロムルールブック 彦根青年会議所)

あっ、それから6月17日に彦根でカロム日本選手権大会が行われるそうです。