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 キング・オブ ザ・ハスラーは表向きは作者病気加療のため第4巻未完となっているが、この後単行本未収録分が月刊少年マガジンに7ヵ月分ある。
 新たなキャラクターの登場やヒロとセレンのロマンスなどテンションが高まっていき始めただけに非常に残念である。
以下簡単に単行本未収録分を紹介してみる。

 キング・オブ ザ・ハスラー第1巻〜第4巻までのあらすじ

 賭けビリヤードで負け知らずの的場ヒロは、ある日ふらりと現れた中年の男に負けてしまう。その男こそビリヤード選手権チャンピオンの岡部雄志であった。リターンマッチを申し込むヒロに対して、「世界的レベルの舞台でなら受けるぜ」とラスベガスマッチの日本代表決定トーナメントの出場招待状を渡した。
 ラスベガスマッチ本戦への日本代表者2名のうち1名は昨年優勝の岡部雄志が決定しており、残る1名を的場ヒロ含む全国の強者16名で争うことになるのだ。ヒロは苦戦を続けながらも日本代表決定トーナメントを優勝しラスベガス行きを決める。

 ラスベガスマッチ予選は16名の各国代表を4ブロックに分け、4名総当たり1位決勝リーグ進出となる。
 ヒロと同じブロックにセレン・エンフィールドというアメリカ代表の女性選手がいた。ヒロにとっては運命の出会いであった。
 見事予選を突破したヒロは準決勝でスリークッション出身のカナダ代表ジョニー・フッカーを接戦の末破り、決勝に進出する。
 決勝戦の相手は岡部雄志をシャットアウトで破った西ドイツ代表(時代を感じますね・・)メサ・ブローシャだった。メサのビリヤードはコンピューターのように正確で、ほとんど相手に突かすこともなく勝ち進んできた。ヒロは一度も突くこともなく5セットを連取され、絶体絶命にピンチに追い込まれたが、ワンチャンスをものにし、逆にその後7セットを取りきりヒロはついに優勝する。

 それから半年後、高校を卒業したヒロはビリヤード修業のためアメリカに渡り、セレンの叔母マリアンの経営している店で住み込みで働くことになった。この店の奥にはキャロムテーブルの大台が設置されていた。
セレンの本業アーティスティックビリヤードの練習用台である。
セレンはアーティスティックビリヤード世界選手権アテナ杯男女混合ペアのパートナーをヒロに頼む。
ヒロはそれを断り、ケンカとなった2人だったが最後には出場を決意する。
 第一次予選ではヒロは第1種目を成功させたあと、3種目連続失敗。完全にセレンの足を引っ張ってしまった。
セレンのがんばりで次の種目をセレンが成功させれば予選通過となったとき、ヒロはセレンに「セレン!頼みがあるんだ・・・」セレン「えっ!?」
ここで第4巻が終了する。