小倉撞球一首

例によって文法は適当。というかメチャクチャ。
細かいこと言わんとフィーリングでお願い。
なお下段の赤字は昔のえらい人が詠んだオリジナル。
えらい人達、パロってスマン。


ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは
 −在原業平朝臣−



来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ
−権中納言−



思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり
−道因法師−



もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
−前大僧正行尊−



嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る
−右大将道綱母−



明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな
−藤原道信朝臣−



いま来(こ)むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
−素性法師−



世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手(つなで)かなしも
−鎌倉右大臣−



吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
−文屋康秀−



田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺(たかね)に 雪は降りつつ
−山部赤人−